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<お茶の発展史>

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薬用 → 食用 → 飲用

 茶が初めて利用されたのは約五千年前のことです。当時は薬として使用されていました。三国時代になると茶は食品としても利用されるようになりました。擂茶(ライチャ)はその当時から現在まで続く喫茶方法の一つです。

 唐代には、陸羽が『茶経』を著し、お茶は、飲み物としての地位を確立しました。同時に、お茶は心身の修練の手段ともなりました。唐代の茶の淹れ方は、団餅を作り、飲む時に加熱して粉末され、鍋で煮出していました。

 宋代には、細かく挽いた茶粉を厚手の黒い茶碗に入れ、茶筅で攪拌して飲む方法が流行しました。白い泡が立ち、黒い茶碗と緑茶のコントラストが宇宙の星辰を思わせるものでした。この宋代の点茶の方法は、日本の抹茶の飲み方にも大きな影響を与えました。

 現在のように固めず原葉のまま飲む方法は、明太祖朱元璋の「罷造龍団、惟采芽茶以進」という皇帝の命令から始まりました。明朝以降、原葉を用いて茶を淹れる方法が普及しました。

 茶葉が大きく、比較的完整なため、高温での抽出が可能になるため、「茶壺」(急須)や蓋碗が登場しました。時代とともに茶の淹れ方や飲み方も変化してきました。

  • 唐代:煮茶法
  • 宋代:点茶法
  • 明代清代:淹茶法

(五代目店主の茶講義より)

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